プロになるための「1万時間の法則」とは?

「1万時間の法則」

これは、だれでも”1万時間”練習すればプロになれる!というもの。

 

「本当に?」と思うかもしれないが、

 

1万時間って単純計算でも

□毎日1時間ずつの場合 :約27年4ヶ月

□毎日2時間ずつの場合 :約13年8ヶ月

□毎日4時間ずつの場合 :約6年10ヶ月

□毎日8時間ずつの場合 :約3年5ヶ月

□毎日12時間ずつの場合 :約2年3ヶ月

一日の半分を毎日費やせば、<約2年と3ヶ月でスペシャリストに>なることが出来る計算になる。

 

料理人(私の場合)で例えると、

 

18歳のころから料理の世界に入り、調理師学校行きながら、飲食のバイトもして、、

 

という生活を2年送っていました。

その後も就職し、早朝5~6時から夜中10~11時までの労働時間。(うち休憩時間1~2時間)

という、おそらく超過酷な状況下で仕事をしていました。

 

なので、18歳からの2年間でも料理に携わってる時間は12時間は超えてるし、就職してからも余裕で費やしてます^^

でも、自分の場合は4~5年たったくらいに、

「ようやく料理人として、少しはできるようになったかなー、、」

と思ったくらいです。

 

一般人から見たら、スペシャリストだったのかもしれませんが、、、

 

今でも、料理人やってますが、現在はプロだと自覚して自信を持って仕事をしています。

それなりのポジションを任されていますし、

プロの意識が無いと、逆にお客様に失礼だと思っています。

 

 

さて、それを飲食店経営に重ねて考えてみると、

 

 

ほとんどの料理人や「独立したい!」と思っている方は、

経営の、勉強に時間を費やしていないので、

そりゃうまくいかないことも多いと思いますし、自分一人で稼ぐ力はありません。

 

と感じました。

(料理人が空いてる時間に毎日2時間経営の勉強しても

計算上は経営のプロになるのに約14年かかるので)

 

経営のプロとは言わなくても、

ある程度の知識や経験を持っていないと、

いきなり料理人から、オーナーシェフや経営者として飲食店をスタートさせるのは

かなりリスクのある思考だと思います。

 

もちろんタイミングもあり、

スピード感を持って取り組むことも大事ですし、

とりあえず飲食店をオープンさせ、失敗から学ぶという手も悪くはないかもしれませんが、

どちらにせよ、1万時間とは言わなくてもそれなりの学習時間は必要になってくるでしょう。

 

 

話をまとめると、

 

「1万時間」と聞くと、反射的に「そんなに頑張れない・・・」

と身構えてしまうかもしれません。

 

しかし、心配は要りません。

「1万時間」というのは、あくまでスペシャリストになるために必要な時間。

「1万時間」達成までの間に、あなたの能力・技術は少しずつ向上していきます

 

例えば、「年収1000万円」がゴールだとした場合、

500時間ぐらいの勉強量でもなんとか店はやっていけるかもしれないし、

1000時間ぐらいで安定した経営をすることができるかもしれません

 

「1万時間」達成まで売り上げが0円であれば、

さすがに続く人や、達成出来る方が圧倒的に少なくなるでしょうが、

達成までの過程で、すでに一定の利益が上がるようになります。

 

ですので、「1万時間」と聞いて身構える必要はないと思います。

ただ、この「1万時間」というのは、

「集中して1万時間」という風にとらえてください。

 

例えば、1日1時間しか時間がないといっても、

だらだらやるか、集中してやるかでは全然違いますし、

おそらくある程度うまくいく人は、常に何かしら経営の考え事をしたり、情報を吸収していることでしょう。

 

と、思うと、

考えいる時間なども含めれば、1日2~3時間は軽くできてるんじゃないかなーと思います。(料理人だったとしても)

 

作業を効率化する。

これが大事です。

 

そして、できることなら、

短縮できる時間があるなら(システム化など)お金で買いましょう。

 

私は人生、時間が一番大事だと思います。

ので、ある程度の知識、技術をみにつければ、あとは時間をお金で買った方が賢いと思います。

 

仮に、5分という細切れの時間でも、100回集めれば、500分=8時間20分に相当します。

これは決して見過ごせない時間ですね。

 

細切れの5分を有効活用した人間と、

ただ無駄に過ごした人では、

わずか100回の局面でも8時間20分の「差」が生ますし、、

つまり、前者の方が圧倒的早く、「1万時間」を達成出来きます。

 

ちょっとずつ、こつこつ継続してやっていく。

これが一見遠回りに見えて、実は「最短ルート」なんですよね。

 

このような考え方のもとに、料理も経営も、どんなことでも考えてみると面白いです。