これからあげる3つの心理トリックは
人の潜在的に持つ感情を使ったものなので、マスターすれば、あなたの思う通りに物事が進みます。
ビジネスにおいても、かなり重要です。
①・フット・イン・ザ・ドア
(要求レベルの低いものを受け入れてもらい最終的に大きな要求を受け入れてもらうテクニック。
一度要求を受け入れてしまったら断りづらくなる心理。)
これはセールスマンが、片足を入れてドアが閉まらないようにしてしまえば、
“もう売ったも同然だ”というところから来ています。
OKしやすいことからはじめて、そのOKしてもらった内容をどんどん大きくしていきながらクロージングする方法です。
・街頭でアンケートを頼まれ、気軽に引き受けて答えると、
その後に商品を売りつけられて断るに断れなくなったことがある。またよくあるのが「お試し」。
・「どうぞ、ちょっと試しに着てみてください」
と言われて試着すると、あの手この手のほめ言葉でいろいろと買わされてしまう。
例を挙げてみましょう。
飲食店でおすすめ商品をオーダーさせるために
この「フット・イン・ザ・ドア」戦法を使うと、、、
<たこ焼き屋さんの例>
1:まずお客様におすすめのたこ焼きを1個だけ”無料”で食べてもらう。
2:そのあと「どうでしたか?」と感想を聞いて、おいしかったことをコミットメントさせる。
3:「よかったら一箱だけでも買っていきませんか?友達や家族にどうですか?」
などと購入を促すと、買ってもらえる確率は高くなります。
簡潔に言うとこんな感じです^^
結構、人間単純です。
このテクニック知ってる私でも、買おうかなと思っちゃいますし、、(-_-メ)
②・ドア・イン・ザ・フェイス
(最初に要求レベルの高いもの提示し拒否させた後小さな要求を受け入れてもらうテクニック。
人は何度も拒否することが心理的に出来ないものです。)
これは、先ほどの「フット・イン・ザ・ドア」とは真逆の方法です。
どういうものかというと、
後で出した要求が本当の目的で、最初の要求はこの効果を狙ったダミーです。
なぜ、このようなことが起こるかと言うと、提示した要求を説得者側が一旦譲歩することにより、
説得された側も譲歩せざるを得ない気分にさせるという
「返報性の心理」
が働くためです。
相手が一歩譲ってくれたんだから、こっちも一歩譲らないと悪いかなぁ・・・と思ってしまうんですね。
これは、かなり使える方法ではないかと思います。
例えば、最初に1万円のものを買ってほしいとお願いをして、断られたら、じゃぁ5000円でもいいから・・・、みたいな、、
周りを見たら、このような戦略をとって販売している人は多いですね^^
③・イエス・セット
(誰でもイエスと言ってしまう質問を重ねて最終的に受け入れてもらいたい要求を
投げかけると思わずイエスと言ってしまう。)
相手に何かお願いして、確実に「YES」を言わせる方法です。
人間の特性として「一貫性の法則」というのがあり、
“人は、何度も同意をしていると、すぐに反論しにくくなる”
というものです。
このテクニックをうまく使えると、すごいです。
飲食店を例に挙げて、追加注文を取るときの会話例
食事を食べ終わって、お会計、、、の前に
デザートを注文してもらいたい場合に、
店員「お皿、お下げします、、それにしても今日は暑いですね」
お客様「そーですね」
店員「こんなに暑いと、外に出てもすぐにのどが渇いちゃいますね」
お客様「ですねー」
店員「今、冷たいお水もすぐにお持ちしますね」
お客様「はい、有難うございます」
店員「冷たいおしぼりもあるのでお持ちします」
お客様「あ、ありがとうございます」
店員「よかったら、食後に暑い時期にぴったりの〇〇デザートやアイスカフェオレなどありますが、
いかがなさいますか?」
お客様「あ、、じゃあ、それお願いします」
、、、と、うまくいけば、注文してくれます。
これはすべての会話の中で、肯定な返事をずっと言わせ続けて、
最後に本当の要求を通してYESと言わせる方法です。
ただ、単純にイエスと何回も言わせて、最後に自分の要求もイエスと言うか、、ですが、
結構場数ふんで、うまくやらないと意外とイエスって言いません(笑)
要求することの大きさにもよりますが、、、
この3つのテクニックの中で私個人の感想では一番難しいと思っています。
自分の要求というより、まずは相手の立場になって考え、言葉を発し、気分を良くしてから、、イエスの状態に持っていく。
催眠商法とかも、この方法使ってますし、
良いも悪いも使い方次第です。
一度、周りの人に試してみてください^^
ポイントは”相手の立場になって考える”です。
これ、できるようになったら、かなり強いですよ!
ちなみに、”イエスセット”の反対で”ノーセット”ってテクニックもありますが、
あまり使える場面が見当たらないですし、さらに、イエスセットより、難易度高いので、私は使ったことはないです。
と、ここまで、3つのテクニックを組み合わせたり、応用して、
あなたの要求を通したいときに、うまく使えれば、仕事でも、人間関係でも円滑に物事を進めることができるようになります。