歴史と伝統 飲食店の売れる料理キャッチコピー vol.2

 

料理名を決める時、どのようにしたら魅力のあるネーミングになるのか?

お客さんが「食べたい!」「欲しい!」と思ってくれる料理名にできるのかについて

お話ししていこうと思います。

  

<飲食店の売れる料理キャッチコピー2>

 今回は、「歴史と伝統を伝える言葉」についてお話しします。

 

これは、提供するものの中に、歴史や伝統を感じさせるものであれば、

その部分を貴重な価値として訴えかけられます。

 

例えば、お城や神社が近くにあるラーメン店であれば、

『名古屋城ラーメン』

『伊勢神宮ラーメン』

など、有名な地名を商品名と組み合わせるだけで、

「伝統的な歴史あるちゃんとしたラーメンなんだな」

と思ってしまいます。

 

ただの

『味噌ラーメン』より『甲子園味噌ラーメン』の方が、

なんだか伝統があっておいしそうですし、

野球好きなら、とりあえずこのラーメンを頼むと思います。

 

このように、どんな料理でも歴史や伝統を感じさせる言葉と組み合わせることで、

お客さんに安心感を与え、価値を与えることができます。

 

そんな古さを感じさせる歴史や伝統に関連したキャッチコピーです。 

 

<歴史と伝統を伝える言葉>

 

『(有名な地名)〇〇』

有名な場所を出すことで、その地名に合った雰囲気を出すことができる。

例:銀座○○ ⇒ 高級感を出す

京都○○ ⇒ 伝統的な日本文化のイメージ

など

  

『伝統〇〇』

長く続いている商品であれば、“伝統”と使うことで、安心感を与えられる。

 

『名家〇〇』

お店独自の商品を取り扱っていれば、昔から代々伝わるイメージを出すことで興味を引くことができる。

 

『××が愛した(好んだ、恋した)〇〇』

××の部分には、「博士」「芸能人の名前」「店長」「サラリーマン」などなど、

お客さんが共感できる言葉を使うことで、歴史的価値を出し、興味をひき注文してくれる。

 

『愛用〇〇』

常連さんは喜んで注文し、初来店客でもお店の定番メニューだと思って注文してくれます。

 

『××年物〇〇』

ストレートに年数を表現することで、歴史や古さを強調し、数字からの真実味も伝えることができる。

 

『竜宮城〇〇』

歴史感と豪華さをお客さんに与える。

 

 『御殿〇〇』

古き良き時代の価値のあるものをいうイメージを与える。

 

『宮廷〇〇』

豪華で歴史があり、

なかなか食べられない贅沢なものと思わることができる。

 

『20世紀〇〇』

世紀を使うことで、長い間愛されてきた商品だということを伝える。

 

『50年〇〇』

年数を表記することで、古くて価値のあるものだと伝える。

 

『中世〇〇』

壮大な歴史観と料理の期待をさせることができる。

 

『〇〇物語』

昔を思い出させてくれる商品、懐かしさを演出できる。

 

『〇〇列伝』

歴史観を伝えると同時に、こだわりや熱意を持っていることも強調できる。

 

『醸成(じょうせい)〇〇』

歴史観と変化を伝えたいときに使える表現。

 

『熟成〇〇』

長い間手間ひまかけて仕込んだ印象を抱かせることができる。

 

『昭和レトロ〇〇』

当時の時代を思い出させることで、懐かしさを植え付ける。

 

『伝承〇〇』

昔から代々伝わったというイメージを強調

 

『継承〇〇』

長い年月を経て伝わったことを強調

 

『定番〇〇』

昔から当たり前のように価値を認められている。

 

『不滅〇〇』

時を超えて価値が生き続けるもの、これからも続いていくもの。

 

『貫禄〇〇』

どっしりと構えて、歴史と安心感を与える

 

『威厳〇〇』

時を重ねて重みが出たものであることを表現する。

 

『権威〇〇』

時をかけて価値を高めたものである印象をつける

 

『千年〇〇』

長い年月から、歴史感や時間的価値を強調。

 

『百年〇〇』

長い年月から、歴史感や時間的価値を強調。

 

『古代〇〇』

長い年月から、歴史感や時間的価値を強調。

 

『伝説〇〇』

神秘的で歴史を感じさせる。

 

『神話〇〇』

語り継がれてきた価値や古さからくる価値を伝える。

 

『正統〇〇』

昔から伝統を守ってきたという印象をつける。

 

『〇〇奥義』

大切にしてきた隠し玉であることを強調。

 

『秘伝〇〇』

密かに守り抜いてきた大事なものだと印象付ける。

 

『いにしえ〇〇』

昔から伝わる製法で、魅力を出す。

 

『昔なつかし〇〇』

古きよきものという価値を伝える。

 

『思い出〇〇』

過去の時期を価値の高いものとして思い出させ提供。

 

『栄光〇〇』

過去の時代が持つ価値を提供・協調。

 

『古風〇〇』

昔から愛されてきたことを強調。

 

『なつかし〇〇』

昔から変わらない懐かしさを演出。

 

『レトロ〇〇』

昔の雰囲気、イメージを今の時代の中で目立たせる。

 

『名物〇〇』

その名前がすでに有名だったり、優れているものと言う意味を込めて使い、価値を高める。

 

『逸品〇〇』

すでに有名なものでも、さらに一級品であることを強調。

 

 

以上、古さや歴史感を表現するネーミングだけでも、これだけたくさんの伝え方があります。

 

使い分けることで、お客さんの購買意欲を刺激し、

客層の年代ターゲットに絞ったネーミングも考えることができます。