コミュニケーションを円滑に進める5つの会話術

ビジネスにおいてかかせない

コミュニケーションについてお話します。

 

この5つをマスターすることで、

自分の思い通りの話の展開に持っていくことができるようになります。

 

◆コミュニケーションを円滑に進める5つの会話術◆

 

 

<コミュニケーション会話術1>

“プリフレーム”

 

業者との交渉でも、スタッフとの会話でも伝えたいことが伝わらないのは、

理解力不足の相手が悪いのではありません。

 

“プリフレーム”とは、

話をする前に、

“相手にこれから話す内容の意味を明確に伝えておく”

という意味です。

 

例えば、

業者との値段交渉をする場合、

相手は自社の商品の良さをアピールしてくると思います。

 

しかし、初めにこう伝えておきます。

 

「当店で扱っている○○を今後あなたから仕入れる条件として、

Aランク以上で、値段が××円以下であれば、

取引を考えていきたいと思います。」

 

そうすることで、最初にあなたが話した言葉をベースに相手も考え始めます。

 

つまり、初めに内容を明確にしておくことで、

あなたが、話の内容の主導権を握ることができるようになるのです。

 

これは、コミュニケーション能力を高める秘訣とも言えます。

 

さらには、口頭だけではなく、メールなども組み合わせることでより有効になります。

 

プリフレームは、相手の受け取り方を自分の話で決めることができるので、

これはやらないともったいない会話の技術です。

 

逆にプリフレームをしないと、相手にどんな解釈をされてもおかしくない

という困った状況になります。

 

ですので、最終的に何を伝えたいのかを最初に伝えることで、相手にしっかり理解させて

物事を円滑に進めていきましょう。

 

そして、長々とお互いに意味のない話をするような

無駄な時間も省けることになります。

 

 

 

<コミュニケーション会話術2>

“パターンの中断”

 

例えば、ビジネスをするうえで、うまく回っているときはいいですが、

もし何かを変えたいと思った時は今までの

 

“パターンの中断”

をする必要があります。

 

その場合、今の状況をいったん中断しないといけません。

では、具体的に“パターンの中断”はどのようにするのかと言うと、

 

会話の中で、相手が想定している会話のパターンと言うものがあります。

 

例えば業者との交渉で、野菜についての交渉の話をしたときに、

相手は相手の中の話のパターンに沿って、会話を進めていきます。

 

誰しも、自分の中で進めていきたい会話の流れがあります。

 

しかし、新しいことをするには、

そのあいてのパターンを中断させなければなりません。

 

それは予想外なことを言ったりすることで、相手の認識がガラッと変わります。

 

簡単な例を挙げると、

 

野菜の業者が、営業をかけてくるときに、相手が何を言ってくるかを想定するわけです。

 

「自社の野菜は価格が安い」

「うちの野菜はオーガニックでおいしい」

など、

 

そのように言われた時に例えばこのように切り返します。

 

例えば、自分の中では野菜の色や形を優先させたい場合、

 

「価格についてではなく、野菜の形や色について聞かせてください」

などということで、

相手の会話の流れのパターンを中断させることができます。

 

その他、業者を調べたうえで、会話の最初に

 

「あ、話は大丈夫です。これから、うちは全部、お宅で発注しようと思います」

など言う事でも、相手のパターンを中断させることができます。

 

それから自分の要求を話していくのです。

 

そうすることで、会話を自分のペースに持っていくことができるようになります。

 

一旦、“パターンの中断”をしてしまえば、

 

そのあとは、あなたの好きなように導くことができます。

 

なぜなら、相手のパターンの範疇外であるため、

相手はこれからの話の続きを予想できないからです。

 

話しの続きを知っているのは“あなたしか”いないです。

 

 

つまり、相手の考えている話の流れのないところに

ポーンと話を持っていくことで、主導権が握れます。

 

 

<コミュニケーション会話術3>

“ストーリー”

 

これからやることについて、未来における予想はできますが、データはありません。

 

例えば、野菜をオーダーする際にも

これからお店がどれだけ忙しくなって、どれくらいの量を注文するかはわかりません。

 

そこでストーリーです。

「今後、私の店ではこのような野菜に特化したプロモーションをするので、

今後女性客を中心にヘルシー路線でいきたいと思っています。

そのためにはお宅で季節の美味しい野菜をメインに

オーダーしようと思っています。」

 

などと

お店のストーリー、商品のストーリー、お客様のストーリー

を説明することで、

話を円滑に、無駄な交渉時間をもうけることなく進めることができます。

 

 

<コミュニケーション会話術4>

 “相手に理解を示す”または“自分の理解を確認する”

簡単に言うと“感情移入”することです。

 

相手に今までの話の要約として、

 

「お宅の状況は、○△×ということでよろしかったでしょうか?」

「今までの話の流れでは○△×という感じで大丈夫ですか?」

など、

相手に理解を示したり、確認をすることです。

 

そしてお互い理解した後で

「それではどうしましょうか」

と話を進めていけばいいのです。

 

 

<コミュニケーション会話術5>

 “痛みと快楽の質問をする”

 

この話の問題や、その問題の結果を明確にするために行う質問です。

 

ポイントは『具体的にすること』

 

そして、“痛みと快楽”

つまり、良いのか悪いのか、必要なのか必要ではないのか

メリットなのかデメリットなのか

放っておいていいのか、よくないのか

 

これらを知らなければなりません。

 

その問題を解決することで大きな快楽を得られる

または

解決しないで大きな痛みになるのであれば、お金や時間をかけてでも解決すべき問題だと言えます。

 

 

以上が、

コミュニケーションを円滑に進める5つの会話術です。