昔と比べて、飲食業界がどのように変わっていったのか?
まずは、歴史を知り、今の現状を把握しなければ、未来の予想は立ちにくいです。
21世紀の飲食業界にとって大きな3つのマイナス
1:外食産業の動向
市場が1997年のピーク時から20%以上も縮小しています、
縮小ということは単純に言えば1997年にやっていた店の売り上げは、今は20%マイナスの売り上げになっている。
というのは当たり前ということです。
市場が縮小ということは、それだけ必要としている人が減ってきているという事なので、当時に比べ売り上げが下がっているのはごくごく当たり前なのです。
2:大手チェーンの躍進
大手チェーンの市場13%⇒20% 低価格、価格破壊を売りにしています。
大手は資金調達ができるが、小さな飲食店はできないのが現状です。
こんな中、大手の会社は小さな店にはできないマーケティング戦略で市場を拡大しています。
個人店がつぶされてしまうのも無理がないように思います。
3:商売は3年が限界
お客は新しいものを求めるため、
今の時代、3年も同じ商品で営業していればお客さんは飽きが来て来店しなくなります。
飽きが来なくても、新しい商品を売り出している店に移ってしまいます。
あなたの行動も同じではありませんか?
都会では特に最近会った店が今では無くなって違う店に、、、
なんてことは日常茶飯事です。
お客さんの流行り・嗜好・動向も変わってきています。今では色々な情報があふれかえり、人々は新たな刺激を求めさまよいます。
その時に最新で大繁盛していた店でも、3年もすればライバル店であふれかえり、
いつかは淘汰されて消えてしまう、、、大手に吸収なんてことは当たり前のように起こります。
これらの飲食店最大の3つのマイナス要因をまず頭の中に入れて置いて、
その中で自分ができる事、逆にそのマイナスを利用してプラスに転換する方法を考えてください。
飲食店が抱えている問題
これにはどのようなものがあるのでしょうか?
- 売り上げ低迷、
- お客様の減少
- 利益が出ない、赤字続き。
- 資金繰りに悩んでいる
- 食材や人件費のコストがどんどん上がる
- その他の「悩み」「不満」「不安」「ストレス」
これが主に経営者が抱える不安や問題です。
それ以外に、最後の欄に含まれることですが、
キッチンスタッフはキッチンでの問題や悩み、ホールスタッフはホールやお客さんの接客や悩み、、、などありますが、
それはそれで、店の中での問題も抱えたうえでの経営者の問題です。
これをちゃんと理解できている従業員は数少ないと思います。
大半の人は、このような経営者の悩みは蚊帳の外で自分の不安や思いを経営者に当たってしまうのが現状だと思います。
対策:どうやって解決するの?
「あなたのお店の3ヶ月前、半年前、1年前の悩みはどうでしたか?」
「どのような問題があり、どのような対策をしていたでしょうか?」
もしかしたら、現在抱えている問題と1年前の悩みはほとんど同じではないでしょうか?
このような問題を抱えている経営者はそもそも最初の時点でつまづいています。
- 何から手を付ければわからない
- 解決方法がわからない
- 資金繰りが毎月不安
- 何をしても空回り、行動が伴わない
- 先送りばかりで何も解決していない問題が貯まっている。
- 不満と不安でストレスの毎日
- 数か月後~1年後の未来のイメージが浮かばない
このような悩みを抱えている飲食店は沢山あります。
ここで一度、マイナスをプラスの考え方に転換してください。
どのように考えるのかというと、
“実はライバル店も同じ”という考え方です。
- 何もわからない
- 何も行動できない
- 何も解決できていない
- 孤独
つまり、ライバル店のピンチはあなたのお店がチャンスです。
周りの店が、このような問題を抱えている中、
これからお伝えする方法を実践すれば他店より先にマイナスのスパイラルから抜け出すことができます!
このようなプラス思考でいきましょう。
悩みを解決するポイント
まず色々な対策を実践するにあたり、
たとえ自分ができても、他人はできないかもしれないし、同じ気持ちではないこともあります。
あなたは経営者でも、他の人は自分は結局従業員の一人、、、
という感覚があったりするのであなたがストレスと思わないことでも、従業員たちはストレスを感じることがあります。
そして、
今現在、あなたは何ヶ月も同じ悩みが解消されない、そんな状況かもしれないですが、
あなたのライバル店も同じような状況で悩んでいるという事実です。
そんな状況を先に脱出するために
実際にに悩みを解決するための方法には、
・問題(悩み)を細分化する
・成功している店のやり方を真似る
・行動まで落とし込む
これが重要です。
これらのステップのどこが弱いのか、
ポイントを絞って見直すことで問題解決が進んでいきます。
これらの解決策がすべて「WCB飲食店マーケティング大百科」に載っています。