○○な時は、ネガティブ客は気にしない

飲食店には色々なお客さんが来店します。

よほどのことではない限り、お客さんの来店を拒否することはできません。

 

 

サラリーマン来れば、家族連れも来ます。

芸能人や政治家、ヤクザも来ます。

 

 

さまざまなジャンルのお客さんと出会う機会がたくさんある飲食店ですが、

 

そんなお客さんの中でも、

「こんなお客さんは来てほしくない」と思うことは少なからずあると思います。

 

 

例えば、

「しゃべってばかりで、全然料理を食べない。

次の料理を出したいけど、なかなか出せないし、回転率も悪くなる」

 

 

こんなことはおそらく日常茶飯事にあると思います。

 

 

これが、カフェであれば、

ゆっくりとおしゃべりして、くつろいでもらう空間を提供しているのがカフェでもあるので、

 

店のコンセプトにもよりますが、しょうがないところはあります。

 

 

しかし、レストランでは、

しゃべってゆっくり何時間も居座るお客さんは、かなり迷惑です。

 

 

飲食店経営者として考えることは、いかにリターンの高いことをやるかです。

 

 

しかし、ネガティブ要素はあまり考えすぎないことがポイントです。

 

 

もし、そのおしゃべりして、長居する一組のお客さんがお店の経営を脅かし、

閉店まで追い込むようであれば、なにかしらの対策をした方がよいですが、

 

 

もしそうでなければ、

そのようなお客さんが全体の1割くらいで、お客さんが楽しく過ごしてくれていて、

また来店してくれたり、友達を連れてきてくれるのであれば、悪くないと思います。

 

 

 

このシチュエーションは、お店の形態にもよりますが、

 

ある程度、高単価のお店であれば、

おしゃべりしてずっといるお客さんのことはあまり気にしないことが良いでしょう。

 

 

人はポジティブなことより、ネガティブな出来事の方が記憶に残りやすいです。

 

 

人間の防衛本能です。

 

「あそこは危険地帯だよ」と言われたら、だいたい一回でその場所を覚えます。

 

 

なぜならネガティブなことを覚えていないとその危険地帯に入ってしまうためです。

 

 

ですから、イヤなことって、記憶に残ります。

消し去りたいと思います。

 

 

だから、あなたにとってイヤなお客さんは何とかしたいと思います。

 

 

しかし、お店が潰れるほどの影響がなければ、放置しておくのがよいでしょう。

 

 

ネガティブなお客さんのことばかり気にして、

他のお客さんのサービスをおろそかにしてしまっては、本末転倒です。

 

 

お客さんがおしゃべりに夢中になって、料理も手に付かないのであれば、

 

その分、他のお客さんのサービスに集中できますし、

逆に考えて、しゃべるということは、のどが渇くので、

おしゃべりなお客さんのテーブルは、原価率の良い、ドリンクやお酒をたくさん頼んでくれて

利益アップになる可能性もあります。

 

 

このようなポジティブ思考で考えると、物事はうまく進みます。

 

 

「常連客さんをもっと満足してあげられないだろうか」

「もっと楽しませることはできないだろうか」

 

良いところを見るようにしてください。

 

 

お客さんもスタッフも同じです。

短所を見るより、長所をみること。

 

 

よほどマイナスなことでない限り、プラスの思考をしたほうが、仕事も楽しくなります。

 

 

大体の人は、人生の大半は仕事です。

 

仕事が楽しくない、ネガティブということは、人生も楽しくない、ネガティブってことになってしまいます。

 

 

店に大きな損害やマイナスにならない限りネガティブ客は気にしない

 

こんなマインドで取り組んでください。