感動する言葉をつくる5つのレシピ

感動するレシピについてお話します。

 

といっても料理ではなく感動する“言葉”をつくるレシピです。

 

▲感動する言葉をつくるレシピ▲

 

「感動する言葉は誰にでも作ることはできるのでしょうか?」

 

このように思っている方は多いです。

 

 

“感動”と聞くと、右脳、感情などを使って、偶然に発見するものだと感じるかもしれませんが、

 

実は、感動する言葉をつくるのにも、料理と同じようにレシピがあるのです。

 

 

感動する言葉とは、言い換えると“強い言葉”でもあります。

 

 

そして今、

たくさんの情報があふれる中、個性のない普通の言葉では、無視されます。

 

 

強い言葉、感動する言葉を作り出せないと、いくら広告を出しても、販促活動をしても、

誰にも気づかれず、通り過ぎていくだけです。

 

 

これからの時代は、どれだけ強い言葉をつくることができるかが大きな課題になってきます。

 

 

<同じ内容なのに強い言葉>

同じ言葉でも強い言葉と、弱い言葉があります。

 

 

料理の素材は同じでも、調理法でウマくもまずくもできますし、

同じことを話しても、人によって、伝わったり伝わらなかったりします。

 

 

それはなぜかと言うと、その人がスゴイ人だからではなく、

「上手な伝え方を知っているかどうか」

なのです。

 

 

<感動する言葉、強い言葉とは?>

では、感動する言葉、強い言葉とはなんなのでしょう?

 

 

それは、

“お客様の感情を動かすことができる言葉”

です。

 

 

<感動する言葉、強い言葉の作り方 5つのポイント>

 

では、具体的にどのようにつくることができるかを説明します。

 

 

◆ポイント1 高低差を付けるギャップ法

例えば、

『手が止まらないほどやみつきになる味』

ではなく、

『やめたくても、手が止まらないほどやみつきになる味』

 

というように、反対や逆の言葉をつかうことで、言葉に高低差を付け、

インパクトを残すことができます。

 

 

考え方としては、

 

1:もっとも伝えたい言葉を決める

2:その言葉の反対の言葉を考え、前半に入れる

3:前半と後半をつなげる

 

 

例文

1:カツ丼うまい(伝えたい言葉)

2:まずい(うまいの反対の言葉)

3:他店がまずく感じるほど、ここのカツ丼はうまい

 

このように考えると、強い言葉ができます。

 

 

◆ポイント2 サプライズ言葉

伝えたい言葉に驚きの言葉を足す方法です。

人はサプライズに弱く、驚きたい、体験したいと思っているのです。

 

 

具体的でいちばん簡単なのは、

『!』を付けるだけです。

 

 

『枝豆 100円』

ではなく

『枝豆!100円!!』

 

 

たったこれだけでもちょっと

「おっ!なんだ!?」

って思います。

 

めちゃくちゃ簡単ですよね。

 

 

なにか主張させたい言葉の後ろに

『!』を付けるだけで、強い言葉が作れます。

 

 

その他、

 

「驚きの〇〇」

「ビックリ、〇〇」

「そうだ!〇〇食べよう」

「実は、当店の〇〇はすごいんです」

「信じられない〇〇」

「あ、今日は〇〇のお腹だ」

 

などなど、ちょっとしたサプライズワードを入れるだけで、

読んだお客様の心を動かすことができます。

 

 

◆ポイント3 身体の感覚と組み合わせる

これは、かなり使える方法です。

 

伝えたい言葉に、身体の反応を言葉にしたものを組み合わせるのです。

 

 

<例1>

『激辛ラーメン』

だけではなく、

『口がヒリヒリするほどの、激辛ラーメン』

 

伝えたい言葉の前に、身体の反応を表わす言葉を組み合わせることで、

強い言葉をつくることができます。

 

 

<例2>

『抹茶チーズケーキ』

の手前に言葉を付けくわえて、

『目がとろ~んとして、よだれが垂れるほどの抹茶チーズケーキ』

 

 

このように、普段は感じていても、言葉にしなかったことを

あえて、恥ずかしがらずに言葉にすることで、相手にイメージしやすくインパクトを残せます

 

 

ここで、簡単に強い言葉をつくることができるように

以下の質問を考えるようにしてみてください。

 

 

  • 顔は?
  • 目は?
  • 唇は?
  • 喉は?
  • 舌は?
  • 息づかいは?
  • 肌は?
  • 髪の毛は?
  • 頭の中は?
  • 手のひらは?
  • 指先は?
  • 血のめぐりは?
  • 足は?
  • 耳は?
  • 鼻は?

 

などなど、

ポイントは“普段口にしないような言葉であること”です。

 

 

以下に例を載せますので、参考にしてください。

そのまま使っても効果ありです。

 

 

顔は?

⇒顔が真っ赤になるほどの、、、

 

目は?

⇒目が離せない、、、

 

唇は?

⇒唇がヒリヒリ、、、

 

喉は?

⇒喉がカラカラ、、、

 

肌は?

⇒鳥肌が立つほどの、、、

 

このように、思わず想像してしまうような強い言葉を考えてみてください。

 

 

◆ポイント4 リピートする

これもとても簡単で、同じ言葉を立て続けに使うだけです。

 

 

例えば、

『うまいラーメン』

を、

『うまい、うますぎるラーメン』

 

たったこれだけです。

それでも全然伝わり方が違うのがわかると思います。

 

 

その他、

『甘いあんみつ』

『甘い、あま~いあんみつ』

など、

 

こうすることで、記憶に残りやすく、感情にも訴える言葉ができます。

 

◆ポイント5 クライマックス

これは、寝ている人も目を覚ますような、強烈なメッセージ技術です。

 

 

これは、広告やメニューでも使えますが、

最も効果が発揮されるのは、直接言葉に出して言う時で、

お客様に何かをお勧めする際など、とても有効な方法です。

 

 

クライマックス法とは、相手のスイッチを入れ直すのが目的でもあり、

 

大事なことを伝える前に、ある言葉を付け足すだけです。

 

 

それらの言葉の例を挙げます。

 

 

「これだけは特別で、、、」

 

「ここだけの話しですが、、、」

 

「他では話さないのですが、、、」

 

「誰にも言わないでくださいね、、、」

 

「一つだけポイントを言うと、、、」

 

「3つのコツがあります。1つめは、、、」

 

 

などです。

 

いきなり、メインの伝えたい言葉を言うのではなく、

 

クライマックスワードから話すことで、相手が強烈な興味を示すようになります

 

 

 

ぜひ試してみてください!

 

 

 

 

では、今まで紹介した

 

感動する、強い言葉をつくる5つのポイントをまとめると、、、

 

  1. ギャップ
  2. サプライズ
  3. 身体の反応
  4. リピート
  5. クライマックス

 

 

これらを駆使すれば、プロのコピーライターでなくても、

簡単に強くて感動する言葉をつくることができます。

 

困った時にはぜひ活用して下さい。