成功するチラシを一生懸命学ぶことも大切ですが、

失敗しているチラシから学ぶことも大切です。

 

今回お話しする失敗するチラシの8つの条件を覚えておいて、

その後に

成功するチラシを作成することで、反応率の高い販促物をつくることができます。

 

失敗するチラシの8つの条件

以下にそれぞれ説明をいたしますので、しっかり覚えておいてください。

1.キャッチコピーが何もなく、中身を見たくなる欲望や悩みが無い

キャッチコピーは必ず入れてください。

定番なのが、チラシの一番上に大きな文字で書かれているものですが、

そのようなスタイルのキャッチコピーでなくても、

 

お客様が一目見て、このチラシは何が言いたいのかがわかれば

それがキャッチコピーになります。

例えば、そばを売り出したいのであれば、そばを美味しそうに食べている写真を載せるだけでも良いです。

 

そして、キャッチコピーの文字や写真を見ることで、

「どうしても食べたい!」

「今、食べなければ、後悔するかも!」

など思わせることができれば、大成功です。

 

2.誰に向けたチラシなのかわからない、ターゲットが不明瞭である

いくらデザインが良く、見やすいチラシだとしても、

「どんなお客様も満足されています」

と、このようなあいまいなことが書かれていると、お客様は

「じゃあ、私じゃなくても別にいいんだ、、、」

と思ってしまうため、忘れられやすいチラシになります。

 

3.グランドオープンを強調しても、新しいものに反応する人しか来ない

私もそうですが、チラシなどを見て、新しくできたお店には必ず行きます。

それは、どんなお店なのか興味がある為です。

新しさを強調して集客することはできますが、

そればかりを前面に押し出すと、新しいもの好きな人しか来なくなります。

そして大概は、よほど気に入らない限り最初の一回だけしか来店しなくて、

もう二度と訪れることはありません。

ですので、新しいだけではなく、

それ以上のサービスや再来店の仕組みを構築しておくことも大切ですし、

チラシにも”新しい”以外にもひきつける要素を組み込むことがポイントです。

 

4.何の店なのかがわからない

ラーメンもどんぶりもお蕎麦も売っていて、

それらが混ざっていると、お客様からすれば

「結局なにが一番おいしいの?」

となり、興味が薄れます。

たとえ、定食屋のように色々なものを売っていたとしても

何か一つのことにこだわっていることを伝えることができれば

反応は変わってくるでしょう。

 

5.良いことを言っているようで伝わっていない

「私のお店は環境問題に積極的に取り組んで新鮮な野菜を使っています!」

など、

いかにも良さそうなことを言っているように聞こえがちですが、

お客様からすれば、

「それはわかったけど、私たちにどんな料理を提供してくれるの?」

となります。

その他にも、独りよがりになりがちな言葉を書いてしまうことがあるため、

チラシを出す前に、

第3者に見てもらうようにしてください。

 

6.どこの店でもやっていることを書いている

あそこのライバル店がこんな企画をやっていたから、

負けずに対抗して、同じような企画を考えよう

などと考えるのはよくありません。

同じようなことをしても二番煎じですし、

あなたのお店はお店で独自の色を出していけばよいです。

 

7.理由のない案内をしている

例えば割引など、単にお客様を集めたいだけで値引きしているのであれば

反応は悪いです。

なぜ割引しているのか?など

なぜこの商品を販売するのか?など

理由を書かなければ、お客様は振り向きません。

他には、なぜこの料理を一押しするのか?

などなど、

何事も理由があり、それもお客様のためになるような理由を書いてください。

 

8.サービス券があるから行ってみようとなるとは限らない

ちらしにサービス券や金券を付けたところで、

お客様の来店動機にはなりません。

もっと他に魅力があるからこそ、行くのであって、

割引券があるから来店するようなお客様は、

ほとんどの場合、割引の時にしか来ないお客様となります。

お客様の質を絞るのも長く繁盛させる店を作るには大切なことです。

 

以上の8つの項目に気を付けてチラシなどの販促物を書くように、心掛けてください。